「レギュラーを取りたい! でもボールに当てる事さえ中々できないんだよなぁ……」
今は、中学生のピッチャーでも120キロ越えのピッチャーも珍しくありません。
野球初心者にとっては、ピッチャーが投げるボールに当てることも難しいのではないでしょうか。
野球は得点を重ねたチームが勝利をするゲームです。
打てないと試合に勝つことはできません。
レギュラーを取りたいと思っている初心者の方は、バッティング技術を磨いておく必要と良いでしょう。
監督からバッティングが良いと思われれば、代打から試合に出場することができるからです。
この記事では、ボールがバットに当たらない理由、そしてバッティングを良くするための練習方法などを解説してきます。
野球初心者がボールに当たらない2つの原因
ピッチャーの投げる球の速度に目が慣れていないというのもありますが、それ以外にも原因があります。
これから紹介する2つの理由を改善することでバットにボールが当たる可能性は飛躍的に上がるはずです。
1スイングスピードが著しく遅い
ピッチャーの投げる球が速い場合、相応のスイングスピードが要求されます。
スイングスピードが遅い原因は、
・筋力が足らない。
・バットを振り慣れていない。
・フォームが悪い
以上の3点が原因です。
改善するためには、日ごろからバットを振る、筋トレをするなどが必要でしょう。
2.自分が振ろうとしている所とボールの軌道が違う
自分では来たボールを狙って打っているつもりでも、意外と周りから全然違うところを振っている。
これをイナーシャル・ギャップといいます。
自分は来たボールを狙っているにも関わらず、ボールに全く当たらないというのは、知らず知らずのうちにイナーシャル・ギャップが生じている可能性があります。
野球初心者がバットにボールが当たるようになるには
どうしてバットにボールが当たらないかが分かったところで、次はどのようにすればバットにあてることができるのかを検証していきます。
ただ、ボールに当てられるようになっても、フライを上げるのはできる限りやめましょう。
ヒットがベストですが、最悪ボールを転がすことで、エラーが生まれこちらが出塁できるのでとにかく、フライを上げるのではなく転がすということを意識しましょう。
1.バットを短く持つ
『球速の速いピッチャーの際はバットを短く持つ』
一度は聞いたことはありませんか。
理由はスイングの指導時間が全くかからないので、ギリギリまでボールを見極めることができるからです。
要するにバットを短く持つことで、ボールに当てやすくすることができます。
バットを短く持つことで、ボールが飛ばなくなるのではないか。と心配している方もいるのではないでしょうか。
確かにホームランなどの長打はなり難くなりますが、バットの芯にボールを当てれば、かなり強い打球を打つことができるので心配はいりませんよ。
2.バットは上から下へ斜めに振り下ろすように振る
多くの野球初心者がバットを振ると下から上へと振る、アッパースイングをしている人が多いです。
アッパースイングにしてしまうと、ボールを当てた時にバットとの接触面が小さくなってしまいます。
その結果フライになってしまったりして、ボールに力のないゴロになってしまいがちです。
逆に上から下へとボールを当てることで、バットとボールの接触部分が大きく、力が十分にボールに伝わるので、強い打球を打つことができるようになります。
3. イナーシャル・ギャップの解決方法
イナーシャル・ギャップは初心者だけにしかならないと思っているかもしれません。
しかしプロ野球選手などでも陥ってしまう症状です。
イナーシャル・ギャップを解決するには、自分自身のバッティンググフォームを録画してみると良いでしょう。
録画したものをみると、自分のイメージしているバッティングフォームと実際のバッティングフォームとでは非常に大差があることが分かります。
また自分のバッティングフォームを録画することで、正しいバッティングフォームへと改善することも可能です。
野球初心者のバッティングが良くなるティーバッティング
基本練習の一つにティーバッティングがあります。
バッティング技術を上昇させるだけの練習ではありません。フォームの確認にも効果があります。
この項ではボールをより良く当てることができるようになるティーバッティングや、スイングスピード上昇が期待できるティーバッティングを紹介します。
1.ボールを引き付けるティーバッティング
ティーバッティングの基本は右斜めからボールを投げてもらうのですが、この練習方法は後ろから投げてもらうというものです。
バッティングをする際に前に体重移動してしまうと、打球が強く飛ばないため引き付ける練習をすることで、強い打球を打つことができるようになります。
また変化球はボールを引き付けて打たないといけないため、変化球への対応も可能です。
2.速い球に対応可能になるティーバッティング
いつもの練習しているテンポではなく、速いテンポでボールを投げてもらい打つという練習法です。
速いテンポで投げてもらうことでバットのスイングスピードを向上することができます。
スイングスピードが速くなれば速い球を投げるピッチャーでも力負けをしない、また当てることが可能になになります。
野球初心者の中学生でもレギュラーを奪えるバッティングの上達方法のまとめ
ボールに当てられないという方はまず、バットに芯に当てられるようにしましょう。
バットに当てる事さえすれば、何が起こるか分からないからです。
ただ前述したようにフライはできるだけ打たないようにしましょう。
フライの場合、基本的には進塁することはできないからです。