福岡ソフトバンクホークスは関西の私鉄界では阪神電気鉄道、阪神急行電鉄(阪急)に続く3番目のプロ野球球団。福岡に本拠地を構え、今やパ・リーグだけでなく、プロ野球界において人気・実力ともに屈指の球団です。
2017年シーズン覇者で、2018年の日本一は広島カープとの日本シリーズの激闘の末に福岡ソフトバンクホークスが日本一となりました。
今年球団創設80周年を迎えた。17年ホームゲームの平均観客入場数はパリーグ球団で唯一3万人を超え!そして球界トップの資金力を誇り、支配下選手の平均年俸はソフトバンクが6960万円と初めて巨人(5787万円)を上回り1位となりました。
けれど現在の位置を確保するまでには、幾多の苦難がありました。では今の人気が気づきあげられた秘密とは…?
福岡ソフトバンクホークス
会社名:福岡ソフトバンクホークス株式会社
創設:1938年3月1日(82年前)
所属リーグ:パシフィック・リーグ
本拠地:福岡PayPayドーム(福岡県福岡市中央区)
オーナー:孫正義(代行:後藤芳光)
運営母体:ソフトバンクグループ
現監督:工藤公康
◾︎歴代チーム名
南海軍(1938年秋 – 1944年5月31日)
近畿日本軍(1944年6月1日 – 1945年)
グレートリング(1946年 – 1947年5月31日)
南海ホークス(1947年6月1日 – 1988年)
福岡ダイエーホークス(1989年 – 2004年)
福岡ソフトバンクホークス(2005年 – 現在)
◾︎獲得タイトル
日本一(10回):1959・1964・1999・2003・2011・2014・2015・2017・2018・2019
リーグ優勝(20回):1946・1948・1951・1952・1953・1955・1959・1961・1964・1965・1966・1973・1999・2000・2003・2010・2011・2014・2015・2017
◾︎球団マスコット
福岡ソフトバンクホークスのマスコットといえば、ホークファミリー!
以前は親会社ダイエーの広告にも起用され、特売日「一の市」のテレビCMなどに出演していたので知名度もあり、人気者です。ホークスの親会社が、ダイエーからソフトバンクとなり「福岡ソフトバンクホークス」となった際には、イメージカラーにあわせ、各キャラクターのオレンジ色部分を、新しいチームカラーの黄色に変更しました。球団旗からはキャラクターが消えましたが、旧球団旗にあしらわれていたホーマーのイラストは黄色にリニューアルされ、現在もペットマークなど各所に使われています。
福岡ソフトバンクホークスの集客力の秘密
集客力の秘密は、何よりサービス向上に取り組んでいるからこそ!
ホークスの野球はファンをいかに大切にするか、という事に重点を置いています。その上で野球を核とするエンターテインメント施設を目指しており、お客さんとじかに触れ合う会場運営者はディズニーランドで研修を受け、従業員やテナントを含めた全メンバーが笑顔でお客さまに接します。優秀なスタッフは表彰してモチベーションを高め、球団で働く一体感を養っているのです。
新しいファンを獲得する為にも光のショーや花火など、野球ファン以外でも楽しめるイベントを実施。年間約70のホームゲームのうち約50試合は『◯◯デー』といった取り組みもあるのです。
そして一番の特徴は徹底的に細部にこだわることだ。例えば女性ファンを対象とした『タカガール♡デー』は、ユニホームデザインに投票してもらい、電光掲示板の表示もピンクに統一・食事のメニューにもピンク色を使います。なんと今では来場者の半分以上を女性が占めるんだとか…!
その為、本拠地のドームは「野球場」というより「野球を核としたテーマパーク」を感じさせます。次世代型複合エンターテインメント空間の創出を目指しており、施設を改修して4万人以上を収容可能にする増席や、新しいテクノロジーを入れつつ過去に経験のない観戦空間を作っています。ま、た福岡には海外から多くの旅行者が訪れるけれど夜に遊べる場所が不足してい事から、今後は使っていない日のドームはプロジェクションマッピングなど海外客向けのショーも考えていきたいそう。
「2~3年かけて一軍に上げる」という長期的ビジョンを持っているという福岡ソフトバンクホークス。盤石の強さを支えているのが、他球団に先駆けて導入した「三軍制」です。今すぐには芽が出なくても中長期的なビジョンを持って若手を育てる場としての三軍を他球団に先駆けて導入し、2008年以降は43選手中28人と高校生を多く指名しています。ドラフト指名6人が全て高校生という年も!
’05年の球団創設当時から球団スローガンとして「目指せ世界一!」を掲げる孫正義オーナー。
人を作るのにお金と情熱をかけ、お金を投資して、12球団でもっとも競争力を持つ集団に作り上げられているのです。