
「テニスのランキングってどのように決まっているんだろう」
疑問に思っていたりしませんか?
来年2020年日本で行われる国際大会は、オリンピックを除けば男子では10月5日から11日まで東京で開催される楽天ジャパン・オープン。
女子では9月14日から20日まで広島で行われるジャパンウィメンズオープン、9月21日から27日まで東京で行われる東レパンパシフィックオープンです
ただ初心者からするとランキングの仕組みは中々わかり難い仕組みになってしまっています。
この記事ではテニスのランキングがどのような仕組みになっているのか。そして今後注目の日本の選手について紹介していきます。
テニス初心者にはわかり難い? テニスのランキングについて
男子テニスATP(Association of Tennis Professionals)と女子テニスWTA(Women’s Tennis Association)で若干の違いがあります。
男子は『エントリーランキング』と『チャンピオンズレース』の2種類。
女子は『ツアーランキング』と『レースランキング』があります。
この項では男女それぞれのランキングシステムについて紹介をしてきます。
ATPエントリーランキング
過去52週間に出場し計19の大会のポイントでランキングを決めるという制度です。
ATPには前年の年末までにランキングで30以内の選手のことを『コミットメントプレイヤー』という制度があります。
コミットメントプレイヤーはグランドスラムなどの大会に予選をすることなく、参加することが可能です。
しかし以下の大会に出場しないといけません。
・グランドスラム4大会に出場
・ATPファイナルに出場
・ATP1000モンテカルロ以外8大会に出場
・ATP500の大会(全米オープン以降のもの)
・ATP250の2大会
ただしこれらの大会に出場できなかった場合、0ポイントが加算されてしまうので、ランキングの高い選手たちは体調管理や身体のメンテナンスが非常に重要になってきます。
ATPチャンピオンズレース
全ての選手が0ポイントから始まり、出場大会ごとにポイントが加算、獲得ポイントの高かった18大会の合計ポイントにより年間のランキングを決めるというものです。
ATPエントリーランキングと同様にグランドスラムとATP1000に出場した場合、病気やケガなどで欠場しても必ず成績に反映されてしまいます。
WTAツアーランキング
過去52週間のうち獲得ポイントの高かった、上位の17の大会の獲得合計ポイントで、ランキングを決めます。
WTAにはトップ10プレイヤーという制度があります。ATPと同様で予選を行うことなくグランドスラムなどの大会に出場することが可能です。
ですが以下のような義務があります。
・プレミア・マンダトリー全4試合への出場。
・プレミア5の5大会のうち4大会に出場。
グランドスラムやプレミア・マンダトリーなどの4大会は出場した際は、どんなに結果が悪くてもポイントとして加算されてしまいます。
ただ30歳をオーバーしている場合は無理に出場をする必要はありません。
WTAレースランキングとは
全選手が0ポイントから始め、シーズン終了までに出場した大会で、獲得したポイントで競うものです。
WTAツアーランキングと同様に、4大大会とプレミア・マンダトリーと呼ばれている4大会に出場した際は、成績が悪かった場合や病気やケガなどで欠場してしまった場合でもポイントが加算されることになっています。
誰でも希望する大会に出場することができるのか?
多くのプレイヤーはポイントの高いATP1000やグランドスラムと言われている大会に出たいと思うのは当然です。
しかし、どの大会でもランキングが高い選手を優先的にエントリーすることになっています。
なので、順位の低い選手がグランドスラムなどに出場するためには、予選から出場し本選に臨まないといけません。
どの大会にも参加基準というのがあるので、一つでも上の順位を目指さないといけないということになります。
テニス初心者が知っておきたい注目の日本人選手
錦織圭選手や大坂なおみ選手、日本にも世界と戦えるプレイヤーが増えてきました。
ですが日本には男女ともにこれから有望な選手は山ほどいます。
最後にランキングではまだまだあまり上位ではありませんが、これから有望な選手を紹介していきます。
西岡良仁(にしおかよしひと)
2014年にプロに転向し、次世代のエースとして名高い選手が西岡良仁選手です。
俊足の選手で、2017年左ひざの靭帯断裂という大けがをしたものの、2018年の復帰後、全豪オープンのシード選手フィリップ・コールシュライバーに勝利しました。
加藤未唯(かとうみゆ)
バラエティ番組にも度々出演するので、見たことがある方もいるかもしれません。
加藤未唯選手は2018年、2019年とグランドスラム本選に出場をしています。2018年の全豪オープンでは2Rまで進みました。2018年4月に行われた国別対抗戦では、二宮真琴とのコンビでダブルスを制し話題になりました。
テニス初心者が理解しておきたいランキングの仕組みと有望な日本人選手のまとめ
テニスツアーの仕組みは、他のスポーツとは違い独特な仕組みとなっているので、すぐに理解するのは、中々難しいかもしれません。
ですが何度か読み直せばきっと理解できるでしょう。
また日本には西岡良仁選手や加藤未唯選手以外にも多くの将来性をもった若い選手たちがいるので探してみてくださいね。